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相関と因果関係について。
間違いやすい相関と因果
- 因果関係の概念と相関関係の違いは科学の生命線
- 相関とはある変数が別の変数に依存していることを表す
- 一つが分かればもう一つもある程度予測できる
- 散布図でよく相関関係は説明される
平均への回帰
- 2つの変数が不完全に相関している場合、常にみられる
- 片方の値が極端である場合、もう一方はそうでもない
- 背の高い両親から生まれた子供は、両親よりも背が低くなる
- 極端な値の次は平均に近い数値が出やすい
- 極端な値はまれだから、もちろん平均に近い数値の方が出やすい
- すごい成績を残したスポーツ選手が次の年に成績が落ちたりするのも統計的に見れば平凡なこと
- おごりや怠慢ではなく平均への回帰が原因
- 勝者の呪い
- たまたま幸運が重なった成功が次も来ると思いこむ
- 実際には平均へ回帰するのでそんなことはない
- 研究でも、たまたまいい結果が出ただけかもしれないので追試が必要なのである
因果関係とは何か
- 因果関係は定義しづらい
- 随伴減少
- 交絡、攪乱変数とも呼ぶ
- 事実に随伴しているが、事象の原因ではない
- 因果関係とは原因があった時となかった時の結果の違い
- 因果推論の根本問題
- 反事実は観察ができない
- 自分に薬が効くか知りたいなら飲むしかないが、飲まなかったらどうなっていたかを本当の意味で知ることはできない
- 個人間の比較から因果関係を推論するには前提がいる
- 経時安定性とユニット間均質性
- また原因と結果だけでなくメカニズムを解明することで因果関係を説明してきた
参考:人はどこまで合理的か 下
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