人間はこんなに賢いのにもかかわらず、なぜこんなに愚かなのか?
ハーバード大学の人気講義が教える、理性の働かせ方!
前に買っていてずっとまとめたいなーと思っていた本。
こういう抽象的思考を要求される内容は苦手で少しずつ読んでいます。
面白かったポイントについてまとめていこう!
序文
- 人の理性に欠陥があることは山のようなデータをもとに明らかになっている
- 人間は洗練された理性のツールを持っている
- 論理、批判的思考、確率など
- でもこういうツールをひとまとめにして教えてくれる本ってないよね
合理性はどこに行った?
- 現代では人間の愚行があふれかえっている
- 負けることが確実なギャンブルには手を出すが老後の確実な投資には手を出さない
- 超能力や幽霊を信じている人も多い
- 事実よりもフェイクニュースの方が早く広まりやすい
- 合理性とは、特定の世界で目的達成のために使用されるツールたちである
- この本の目的はこの理性のツールの中でもっとも広く応用できるものを紹介することである
- 3~9章の主題である
- 人間の脳はあまり複雑な問題には対応できないし、同じ間違いを繰り返すバグを抱えている
- 人は扱う情報が明快で自分との関係が深いほど合理的になる
人間が間違いやすい数学の問題
- 認知反射テスト(具体的な問題はコチラなど)
- 行動経済学で考案されたシステム1,システム2という認知システムを明らかにするテスト
- これで間違う人ほど他の問題でも非合理性を発揮してしまうことが分かっている
- こうした問題は不注意によってエラーを起こす
- 数学が得意な学生でさえ3問に1問は間違える
- 数学力だけでなく忍耐力(衝動性、報酬の遅延)も正解率に関与する
- すぐに答えに飛びつかない
人間は指数関数的成長をうまく把握できない
- 指数関数的成長
- 複利、経済成長、伝染病の蔓延など
- すでに増加した量に比例して増加速度が上がっていく現象
- 人の想像力は倍々ゲームに慣れていない
- 年率10%の口座に毎月400ドル預けると40年後にはいくらになる?
- 正解は250万ドル
- よく理解していない人ほど老後の蓄えが少なく、クレカの負債額が大きい傾向にある(これは貧困になる人の特徴)
- なぜ苦手なのか?
- 自然環境では指数関数的成長は長く続かないことが多かったから?
- 爆発的に増えたとしてもすぐに続かなくなる(感染も1集団が死ねば終わり)
ちなみに複利の計算式は以下の通り。
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