【合理的思考⑩】全人類が学ぶべき理性の道具「ベイズ推論」

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信念と証拠に基づく判断=ベイズ推論

  • ベイズの定理とは「証拠の強さ」を扱う確率の法則
    • 新しい事実を知った際にどの程度確率を修正するかを示す法則
  • 合理的思考の大きな味方となる規範モデル
  • ある仮説に対する信頼の度合いは確率としてして定量化できる
    • 主観解釈の確率
  • 求めるのは証拠を与えられた時の仮説の確率
    • P(仮説|証拠)
      • 事後確率

詳しいベイズ推論に関しては以下とか。

基準率無視と代表性ヒューリスティック

  • ベイズ推論で間違ってしまう理由の一つが基準率無視
    • そもそもの基準率(人口における有病率)を無視して尤度(検査の感度)のみで判断
  • そもそもベイズ推論など行わず代表性ヒューリスティックをもとに判断している
    • どれくらい代表的なのか?
  • ありふれたものを特殊なものと紐づけて考えるのも基準率無視
    • どこかが痛いだけでガンを疑うなどなど心気症の類
  • 予測力が高い人に共通する手法がベイズ推論
    • 超予測者と呼ばれる人たち

ベイズ推論を直観で使用できるようにするには

  • ベイズに正しい事前確率はない
    • どの基準率が良いか、基準率は変化しうる、そもそもない場合もある
  • サンプルがランダム抽出であることをはっきりさせると、ベイズ推論に近い思考になることが実験でわかっている
    • そもそも事前確率はランダム抽出の結果でないと意味ない
  • 分数ではなく具体的な頻度の数字に落とすと考えやすい
    • 例えば千人中何人のように
    • また視覚的に表すのも有効である




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