【合理的思考⑫】共約可能性と推移性と独立性の公理違反

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限界効用逓減

  • 例えば同じ100ドルでも高所得者よりも低所得者の方がもらった時の幸福度は高まる
  • 上に凸型の効用曲線は「リスク回避」
    • 不確実な大きな利益よりも、確実で小さい利益を高く評価


共約可能性と推移性の公理違反

  • タブー・トレードオフ
    • 比較するのが道徳的に違反していると考えられるもの
    • 二人の人間の内どちらを助けるか?など
    • 苦しい選択から逃げるための場当たり的な選択だと非合理となる
  • 限定合理性
    • 人間の能力には限界がありこれを考慮して考えなければいけない
    • 合理的な方法があるが、それを見つけるのに膨大な労力がかかるのであれば探さないほうが良い
    • 非推移性を生み出す原因となる
    • 人は選択するときに属性を計算して効用に落とすわけではなく、属性をひとつづつ検討して消去法で行う
  • 直感ではなく意識的な思考によって公理違反は防げる

独立性の公理違反

  • 期待値が高い方を必ず選ぶとは限らない
    • 期待値が高い方が合理的であるとは必ずしも言えない
  • 0%と1%を不可能と可能と捉え、99%と100%を可能と確実と考える
    • 同じ1%の違いでも10%と11%と同じようには比較しない
  • 人は確実が好き
  • どれだけ小さくても可能性があるということを無視できない





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