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論理について
- 真である命題(前提)から別の真の命題(結論)を導き出す
- 論理学は難解であり学者でも誤用してしまう
- 形式的誤謬
- そもそも形式に従おうとしないことを非形式的誤謬とよぶ
- 論理で扱うのは形式である
- 主語、述語、And、Or、Not,など論理語からどのように構成されるか
命題計算について
- ある命題から新しい命題を作れるような規則
- 基礎的なのが命題計算
- この規則を示しているのが真理値表
論理と会話における条件文は異なる
- 真理値表のPならばQの場合、Pが偽ならば全て真になる
- メラトニンを飲むと眠くなる
- この場合、論理的に飲んだことがなければ真になる
- これが真なわけなくない?
- より専門的には実質条件文と呼ばれる
- 自然言語の条件文との区別
- 厳密な論理なんて頭の体操にしかならないのでは?
P | Q | PならばQ |
真 | 真 | 真 |
真 | 偽 | 偽 |
偽 | 真 | 真 |
偽 | 偽 | 真 |
論理の力は推論規則
- もっともよく知られているものは「前件肯定」
- もしPならばQ、Pである、Qである
- 人間は死ぬ。下斗米は人間である。故に下斗米は死ぬ。
- 「後件否定」
- 前件肯定の対偶に当たる
- もしPならばQ、Qでない、Pでない
- 人間は死ぬ。下斗米は死なない。故に下斗米は人間ではない。
- 「選言三段論法」(消去法)
- PまたはQ,Pではない、Qである
- 被害者はハンマーかナイフで殺された。ハンマーではない。したがってナイフである。
参考:人はどこまで合理的か 上
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