【合理的思考④】論理の力と限界

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論理について

  • 真である命題(前提)から別の真の命題(結論)を導き出す
  • 論理学は難解であり学者でも誤用してしまう
    • 形式的誤謬
    • そもそも形式に従おうとしないことを非形式的誤謬とよぶ
  • 論理で扱うのは形式である
    • 主語、述語、And、Or、Not,など論理語からどのように構成されるか

命題計算について

  • ある命題から新しい命題を作れるような規則
  • 基礎的なのが命題計算
  • この規則を示しているのが真理値表

論理と会話における条件文は異なる

  • 真理値表のPならばQの場合、Pが偽ならば全て真になる
    • メラトニンを飲むと眠くなる
      • この場合、論理的に飲んだことがなければ真になる
    • これが真なわけなくない?
    • より専門的には実質条件文と呼ばれる
      • 自然言語の条件文との区別
  • 厳密な論理なんて頭の体操にしかならないのでは?

 

PならばQ



論理の力は推論規則

  • もっともよく知られているものは「前件肯定」
  • もしPならばQ、Pである、Qである
    • 人間は死ぬ。下斗米は人間である。故に下斗米は死ぬ。
  • 「後件否定」
    • 前件肯定の対偶に当たる
    • もしPならばQ、Qでない、Pでない
    • 人間は死ぬ。下斗米は死なない。故に下斗米は人間ではない。
  • 「選言三段論法」(消去法)
    • PまたはQ,Pではない、Qである
    • 被害者はハンマーかナイフで殺された。ハンマーではない。したがってナイフである。


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