前回まで。
今回は人間の予測の限界を踏まえたうえでできることを見ていきましょう。
認識主義
- 自分自身の知識を疑う人を認識主義者と呼ぶ
- 知識ではなく無知を認めたうえで生きる
- 現実には我が強いバカについていく人が多い
- 謙虚な人は声が大きくないし煮え切らないように見える
- 知識で目をふさがれたほうが大半の人は楽
- 間違っていることについては確信を持ってもよいが、正しいと思うことに関しては確信を持ってはいけない
前向きの過程、後ろ向きの過程
- 氷から水溜まりを予測することはできる(前向き)が水たまりから氷の形を予測はできない(後ろ向き)
- 前向きの過程は物理や工学で使われている
- 後ろ向きの過程は実験を使わない歴史分析で使われる
- バタフライエフェクトのように小さな原因が竜巻につながることもあるが、竜巻を見てその原因が蝶の羽ばたきかを特定できやしない
- ランダム性とは不完全情報のこと
- 妊娠している女性を見て子供が女性か男性かは50%
- どちらか知っている医者からしたら100%わかっている
- 歴史は仮説を作ったり、一般的な知識を得たりする場ではない
- リバースエンジニアリングできないから
- 起こったことを並べて楽しむだけ
人間の愚かさを受け入れる
- 人間から判断を奪うことはできない
- 必ず意見や感情などの主観が入る
- 予測をするのも仕方がない
- 影響が大きいところでの予測は控えた方が良い
- 自分への影響の大きさによって信じることを決めよう
- たくさん試しいい偶然をまつ
- 損をするのが好きにならなければいけない、そうしないと失敗などできない
バーベル戦略
- 超保守的かつ超積極的になる
- 例えば90%を国債に投資し10%は投機に回す
- レバレッジをかけた投資
- 良い偶然と悪い偶然を区別し、良い偶然には積極的にチャレンジし悪い偶然には最大限防御策を練る
- 細かいことや局所的なことは見ない
- 警戒し続けても無意味
- チャンスには積極的にアタック
- 都会にいるならもっと人と会うようにした方が良い
- 未知なことがわかることは決してないが、その影響を推し量ることはできる
今回はここまで。
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