【反脆弱性⑦】ないことの証拠と証拠がないことは違う

前回まで。

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前回からの続き。


逆七面鳥問題

  • ないことの証拠と証拠がないことは違う
  • 反脆い状況では良いニュースが過去のデータにあまりない
    • 脆い状況では悪いニュースが過去のデータにはあまりない
  • 負の非対称性(七面鳥問題)が潜んでいる脆いシステムでは、長期的な平均が過大評価される傾向がある
    • 大きなマイナスはめったに表れないから

ここまでで浮かびあ上がる鉄則

  • ①オプション性を探し。オプション性にしたがって物事をランクづける
  • ②ペイオフに上限がないものを探す
  • ③ビジネス・プランではなく人に投資する
    • 人に投資したほうがプランのような後付けに騙されないし、単純に頑健
  • ④バーベル戦略をとる

生きた世界とお遊びの世界

  • ゲームのようにルールが決まっている世界とルールが曖昧な現実の世界
  • 教室で学んだような知識は教室でしか生きない
    • 我々は人生のためではなく、学校のために学んでいる
      • Byセネカ

自由なのは独学者だけだ。それは学問に関わることだけではない。人生を脱コモディティ化し、脱観光客化しようとする人たちは皆自由なのだ。

理解できないもの=不合理なものではない

  • 全てを言葉で定義することはできない
  • 厳密に定義できないからといって、理解できない不合理なものというわけではない

論理というものは、その定義によりニュアンスを排除する。ところが、真実はニュアンスの中にこそある。

次回は非線形について。

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