前回まで。
前回は自己の発生を止めるために必要な力を見ていきました。
しかし、自己をなくしてしまって良いのか?
無我に至ったものはどうなるのかというポイントを見ていきましょう!
無我に至る者
- 自分と世界の境界が薄れ、精神が拡張される感覚と幸福感が得られる
- 智慧
- 人生の経験からうまく学び、不安に惑わされず行動でき、自分や他人の心理を察するのに長けている人
- 無我によって智英が得られる
- 観察によって不安が少なくなる
- 自己への執着心が減る
- ポジティブ感情が増える
- 客観性が上がる
- 感情や思考に流されず分析ができる
- 自分にとってネガティブな情報でも受け入れられる
- 開放性が上がりクリエイティビティが上がる
- 智慧も場面によって発揮されたりされなかったりする
観察が上手いので、バイアスや余計な感情に振り回されづらくなり、その結果他人をよく見れたり、決断が鋭くなったりするのだと。
智慧を測るためのテストもあるようですね。
精神修養は続く
- 観察は難しい作業なので長期的に取り組もう
- まずは停止のスキルを身につけよう
- 幸福にも降伏する
- メリットを求める姿勢は自己注目を強める
- ホメオスタシスがあるので常に人はデフォルトに戻ろうとする
- 生涯、修行あるのみ
最も大事なのは、物語が苦を生むメカニズムを理解した上で、「私とは生命の維持機能がもたらす明滅である」という感覚を養い続けることです。この点さえ違わなければ、あなたは道に迷わずに済むでしょう。
参考:無(最高の状態)
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