前回までのリンク。
前回は正規分布についてみていきました。
- 正規分布とは何か
- 正規分布の標準化
- 標準化の利点
最後の標準化の利点について。
正規分布を標準化する利点
- 平均や標準偏差の違うデータを相対的に比較できる
- 標準化+標準正規分布表を使うことで最小限の計算で確率を出せる
この2つが利点ですね。
標準正規分布表ってのは以下のようなやつ。
実際に計算して確認してみましょう。
どちらのテストの出来が良い?
数学と英語のテストを受けた結果、以下のような結果になりました。
全体で見るとどれくらいの出来なのでしょうか?
結果 | 数学 | 英語 |
平均 | 60 | 80 |
標準偏差 | 5 | 10 |
自分の点数 | 55 | 55 |
まずは数学から
z=(55-60) ÷ 5
=-1.0
標準正規分布表から
P(Z=-1.0)=0.3413
次に英語を見ると
z=(55-80) ÷ 10
=-2.5
標準正規分布表から
P(Z=-2.5)=0.4938
同じ点数でも、数学の方が出来が良いと言えます。
自分より点数が下の人の割合はどれくらいでしょうか?
数学は
0.5 - 0.3413
= 0.1587
英語は
0.5 - 0.4938
= 0.0062
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