前回までのリンク。
前回からの続きです。
2つ目から。
- 統計学ってどんなもの?
- 統計学の独特な考え方
- 統計学の基本中の基本
2. 統計学の独特な考え方
全ての統計学の分析対象となる現象は確率分布をする
統計学では確率分布という考え方が基本にあります。
確率:ある現象が起きる確かさの程度を割合で表したもの
分布:ある現象が大小さまざまの大きさで起こること
この世にあるものが全て同じ長さだったり、同じ重さだったりすることはまずないですよね。
身長、走る速さとか。
その現象が起きる確率は決まった分布をしているという仮定をします。
確率の分布を仮定することで分析、予測が可能になります。
逆に全ての現象がランダムだったら予測はできないです。
実際、現実にはさまざまな確率分布が見られます。
全ての統計学の分析対象となる現象はその全体を観察する代わりに一部分を観察して、現象全体の特性を推測し分析する
一般的に全ての現象を観測することはコストもかかるしまずできません。
なのでその一部分から全体を推測するというのが統計学の独特な考え方の一つです。
母集団→ある現象のあらゆる観測値の集合
標本→母集団から観測されたものの一部
まとめると統計学ではあらゆる現象は確率分布をすると考えており、部分から全体を推測するという方法を用いることでその確率分布を分析します。
3. 統計学の基本中の基本
どんなものを分析する際も一定の手順を行います。
それが以下の通り。
- 母集団から標本を抽出する
- 標本を観測データ表にする
- 必要に応じて度数分布表を作る
次回、実際の標本の取り方、度数分布表について話していきましょう!
コメント
コメントを投稿