統計学の知識が社会人の必須スキルとなる 〜H・G・ウェルズ〜
統計学が面白い!
というわけで今回から統計学のお話です。
まずは学ぶメリットがあるのか。
統計学がなぜあらゆる分野で活躍しているのかその理由をみていきましょう。
統計学を学ぶ意味とは
結論から言うと、
統計はどんな分野の問題でも、データを集め分析することで最速で最善の答えを出せる
と言うのが統計学の強み。
データから答えを導き出す
病気を治したいと思った時に、勘に頼る医者とデータをもとに治療してくれる医者だったらどちらを選びたいですか?
僕だったら後者を選びたいです。
主観にはいわゆる根拠がありません。
現代であればデータの保存や分析が容易になり誰にでもできるようになっています。
だからこそ、データ分析のリテラシーがより発揮されやすい環境だと言えます。
統計学が力を発揮した事例
19世紀のロンドンではコレラという病が大流行していた。
死者は十数万人にのぼる。
当時、優秀と言われる人たちがどうにかしようとしていたが無駄に終わっていた。
これを解決したのがジョン・スノウという男だった。
ジョン・スノウが行ったこと
- コレラで亡くなった家族に話を聞く
- 付近の環境を観察する
- 同じような状況下でコレラになる人ならない人の違いを調べる
- データを集め仮説を検証する
これにより使用している水道会社の違いで約8倍も死者数が異なることがわかった。
この発見で死者数は激減した。
これはデータを集めて検証することが、優秀な人が集まって議論するよりも遥かに早く問題を解決できることを示している。
統計学は問題解決の最強のツールである。
そして、この力を手に入れるのに必要なことは先人たちが残した知恵を学ぶ時間だけです。
次回から実際に統計学の内容に入っていきます。
今後の内容の参考文献を事前に載せておきます。
参考
直感的統計学 ← 特におすすめ。わかりやすいし面白い。
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