前回まで。
今回で最後です。
何よりも生存が第一
- 科学が科学っぽく見えないように、合理性も合理性っぽくは見えない
- 顕示選好:その人の本心は言葉ではなく行動に現れる
- 誤りが本当に誤りかどうかは時間が解決する
- 実際は間違いが重大な発見に至るケースもある
- 目的に適う結果だけに意味があるわけではない
- 思わぬ偶然が何かに結びつくこともある
- 迷信だろうとそれが何かの利益になっているのであれば合理的
- つまり生存に役立つものは合理的である
あるものをどれくらい本気で信じているかは、その人がその信念を貫くために冒すリスクを見ればわかる。
起こることのすべてが、理由があって起きるわけではない。だが、生き残るものはすべて、理由があって生き残る。
アンサンブル確率と時間確率の混同
- アンサンブル確率:集団に対する確率
- 100人が同じカジノでギャンブルをした場合に破産する確率など
- 時間確率:一人の人間に対する確率
- 一人が100回カジノでギャンブルした際に破産になる確率
- 一度でも破産したら終わり
- 集団の確率を個人に当てはめることはできない
- 破産する確率が1%だとすると個人は100回施行するまでにほぼ確実に破産するので100%終わり
- 破滅の可能性があるものに費用便益分析は無意味
- 人生は死んだら終わり
まとめ
- 身銭を切るとはリスクを背負い結果を引き受けること
- 言葉ではなく実践すること
- 身銭を切っていない人の意見には何の信ぴょう性もない
- 成功した人間よりも、失敗した本物の人間の方が優れている
- 本物は時間が証明してくれる
また忘れたころにもう一度読み返したい本ですねぇ。
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