【統計学再入門⑧】代表的な離散的確率分布「二項分布」

前回までのリンク。

,


前回からの続き。


今回の内容は以下の通り。

  • 二項分布とは何か ✅
  • 二項分布でわかること ←
  • 二項分布の平均、分散 ←

二項分布でわかること

前回までの話でもわかるとおり、「n回中x回起きる確率」を数値化できます。
例えば、
  • 商品の不良品の出る確率
  • 試験をランダムに答えて受かる確率
  • 投資が成功する確率
ランダムに100個とった時10個以上不良品が出る確率。

選択肢がそれぞれの問題に5つある。
10問ある中で8問当たれば合格。
ランダムに答えて合格する確率は?

成功する確率がそれぞれ同じ確率の投資機会が10個あるとして。
そのうち5個以上成功する確率はいくらか?

このようなものを計算することができます。

二項分布の平均、分散

これは数学的な話です。

前回出した例題で確認してみましょう!

例題

40,000km走る前にパンクする確率=8%のタイヤがある時、40,000km走る前に2つのタイヤがパンクする確率は?

n :4つのタイヤ=4
k:2つパンク=2
p:8%=0.08
1-p:(1-0.08)=0.92
nCk:4! ÷ (4-2)! × 2!=6

平均=4×0.08=0.32
分散=0.32×0.92=0.2944
標準偏差=√分散=0.5425

なので四個のタイヤでパンクする確率は平均で32%。
ばらつきは±54%くらい。(平均より大きい)

次回は連続的確率分布についてみていきましょう!

コメント