前回まで。
前回は免疫レジリエンスを高めるための食事方法を見ていきました。
今回は運動についてみていきましょう。
最適な体の動かし方
タバコよりも運動不足で死ぬ人の数が多い
- 1日の大半を座って過ごすことは、ヘビースモーカーよりも健康に悪い
- 座りすぎは血管の老化や代謝異常につながる
- 特に足が止まったままだと、代謝酵素の働きが劇的に落ちる
- 細胞レベルで寿命を削り、静かに人を死に近づける
僕はたばこが嫌いです。
それ以上に運動しないほうが不健康というのは驚きです。
制約エネルギー消費モデル
- 狩猟採集民の生活を送る民族の総エネルギー消費を計測したところ
- 座りっぱなしの欧米人と大きな差がなかった
- これは従来の運動をすればするほどカロリーが消費されるという説を覆す
- 人の1日の総消費エネルギーには上限がある
- 運動量が増えると、その分他に使われるカロリーを制限する
- この調整によってエネルギー消費を一定に抑える
- 運動の真価はカロリー消費ではなく、身体機能維持のための再配分である
- 余ったエネルギーは慢性炎症や過剰免疫につながる、エネルギーの無駄使いにつながっている
- だから高カロリー+運動不足は最悪の組み合わせなんだろうね
- 特に日本は世界的にみても座りすぎな国である
- 122カ国中11位
ここが個人的に一番興味深かったポイント。
運動すればするほどエネルギー消費が増えるわけではなく、帳尻を合わせるように他のカロリー消費が減るのだと。
やはり運動では痩せないのですねぇ。
運動はガンをも防ぐ
- がんは突然見つかるものではなく数年から数十年の未病の期間がある
- 慢性炎症はガンにとって有益な環境
- 慢性炎症が続くほど、がんは増殖しやすくなってしまう
- 運動で生成される乳酸はキラーT細胞を再活性化させてくれる
- さらに持続力を強化し、何度でも癌細胞と戦える強さを与える
- なので運動で乳酸を作り出すことは、ガン予防への最高の方法
必要なのは日常に活動を散りばめること
- NEATが最も重要である
- NEATの研究では、個人の代謝機能を決めるのはジムでの運動量ではなく、日常の些細な動作の蓄積である
- 家事、移動、立ち仕事などが代謝を決める
- 筋トレをするよりもまず、家事をワークアウトとしてこまめに実践する方がいい
- 体を動かさない状況が続くとどんどん脳が省エネモードに入る
- 運動したくなくなっていく
- この状態でジムに挑戦すると、すぐに挫折してしまう(脳が強い拒否反応を起こす)
- なので全く動いてない人は日常の動作を増やすリハビリから入る必要がある
運動経験や現在の状態からお勧めの運動方法や5分でできるエクササイズなども本書では紹介されており興味がある方は見てみてください。
個人的には運動をないがしろにしがちなのでしっかりやっていきたい所存。
次回は肌や口腔内に住まうマイクロバイオームの重要性についてです。

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