進化医学の新刊を買いました。
Re:Human 石器時代が呼び覚ます「最強のパフォーマンス戦略」
皮膚科専門医が書いたライフスタイルに関する本。
最高の体調と似た内容の本であり、鈴木祐さんとの対談も収録されています。
既知の内容が多いかなと思って読んでみましたが、全然知らない内容や新たな視点が多く面白かったです。
専門家ならではな深い知見を分かりやすく書いてくれていて勉強になります。
面白かったポイントをまとめていきます。
免疫レジリエンス
- 一般に免疫は強ければ強いほど良いと考えられている
- しかし、免疫は強ければよいというものではない
- 過剰な免疫はアレルギーや自己免疫疾患に繋がってしまう
- 強さよりもしなやかさが免疫には必要である
- 必要なときに動ける、終わったらすぐ収まる、崩れても持ち直す
- 免疫は外敵と戦うだけが役割ではない
- 異常の検知、傷の修復なども行っている
- 病気は日々の行動の積み重ねによって起きる
- 最初のサインはパフォーマンス低下に代表される「未病」である
- 免疫レジリエンスが低下しているとこのサインを読み取れず未病に気づけなくなる
- 結果的に急に病気になったように感じる
- この本では免疫レジリエンスをいかに高めるかを論じていく
この本のテーマとなる概念ですね。
免疫は外的と戦う以外にもいろんな仕事をしていて、免疫を適切に働かせるのが人体に必要なのだと。
時代遅れの体
- ホモサピエンスの歴史を24時間スケールで考えると、産業革命が始まったのは23時59分59秒あたり
- この急激な変化に人類の体は追いつけていない
- まだ人類は石器時代のハードウェアで現代を生き抜いている
- 故に進化的ミスマッチが起きている
- 人類史の大半の生活は常に死と隣り合わせだった
- 命がけのサバイバルの毎日
- 最大の死因は感染症と外傷
- 遺伝子にこびりついたサバイバルの記憶
- 食べれるときに食べろ、脂肪を蓄えろ、エネルギーを無駄にするな
- 生存の鉄則の叫びが今や豊かな時代で害となっている
現代でも古代の環境で生きるキタヴァ島の人々
- パプアニューギニアの孤島
- 文明から隔絶され石器時代のままの生活を送っている
- 肥満も高血圧も糖尿病も存在しない
- 完璧な肉体と完璧な血管を保つ高齢者たちがいた
- 健康の最大の要因は精製されていない食物と考えられている
- 根菜類を主食とし炭水化物を多く摂取している
- しかし、この島の人々の喫煙率は7割を超えている
- でも心臓病がいないということは、タバコ程度ではそんなに害が起きないほど健康レベルが高いのか
- 15歳までに半数が感染症で死んでしまうが、そこを生き抜くと70~80代まで元気に生きる
喫煙をものともしないライフスタイル。
喫煙とライフスタイルの乱れの組み合わせが良くないんでしょうね。
人間は本来、老いて衰えるものではなく、死ぬ直前までぴんぴんして、ある日突然糸が切れるように逝くのがデフォルトの設定なのだ
次回はより詳しく免疫レジリエンスについてみていきましょう。
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