後悔と経験 ーモンテーニュ エセー抄③ー

前回まで。

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今回で最後。


後悔について

  • 邪悪な行いはいずれ後悔につながる
  • 良い行いは満足した気持ちにさせてくれる
  • 他人の称賛を拠り所にした徳は脆い
    • 良い評判はむしろ有害ですらある
  • 何が良いか悪いかは自分の本心がわかっている
    • 自分の行いを自分がどう思うかはとても重要
  • 誰かが見ていなくても、正しい行いができるかどうか
  • 精神の価値とは高みに昇ることではなく、常に秩序だっていることにある
    • どんな状況でも一貫しているかどうか

経験について

  • 様々な出来事を比較しようとどれ一つ同じものはない
  • 他人ではなく自分自身の経験こそ最高の教師である
  • 他人がなんと言おうと、常識がなんであろうと自分の経験だけが、本当の意味で学びをくれる
  • ソクラテスは健康について学ぶことを熱心に推奨していたらしい
  • 異常があってもすぐに医者にかかるよりは様子見するのが無難
  • 人間にとっては生きることが基本的な仕事である
    • 何もない1日、無為な人生などはない
    • 生活することが何よりも大事なこと
  • 人生に対処することほど学ぶことが難しいものはない
  • 自分をないがしろにすることが最も野蛮な悪癖
  • 節制することは快楽の薬味である

時代や場所が違えど人間の悩みなどは同じなのは面白い。
モンテーニュの自分語りが多くて途中で飽きちゃうところもありますが。。

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