古典読もうということで古本屋で見つけたモンテーニュの本。
内容をまとめていきましょう!
悲しみ
- 悲しみとは特に重要でもない感情であり、有害で思慮に欠ける性質のものである
- ストア派では悲しみは臆病で卑しいものとしている
- 強すぎる悲しみは人間を凍り付かせてしまう
- 涙が出るのは悲しみを咀嚼して理解した後
何故こんなに悲しみが悪者にされているんだろう。
悲しみを表現できるということは、そこまで衝撃でもないからそれを特別扱いするべきではないということなんだろうか?
幸せかどうかは死ぬまでわからない
- ソロンの戒め
- 「運命がいかに良い顔をして見せてくれても、人生の最後の日が過ぎないうちは、自分は幸福だったなどと言ってはなりませぬ。人間のみに起こることは不確かで、うつろいやすいから、ほんのわずかなきっかけで、正反対の状態にガラリと変わってしまうものなのです」
- 地位や名声を持つ人はそれを持つがゆえに転落するときは悲惨
- 大抵王様などが失墜するときは処刑
- 死に様にその人の本性は見て取れる
- 誰も死ぬ時までカッコつけたりしようとはしない
- その人が何を言おうが死ぬ前の行動は嘘をつかない
愚かさの極み
- 名声や栄光への関心ほど愚かなことはない
- 名声という単なる言葉のために、人はあらゆるものを捨て去る
- しかし、この欲求は抗い難いのでこれと縁を切れる人間などいない
- 名誉を追い求めることを非難する人も、その非難によって名誉を得ようとしている
- 自分の名誉を他人に譲渡する人はほぼいない
自分の名誉を犠牲にしても他人や社会のために何かできる人は気高いですねぇ。
今回はここまで!
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