最近ずっと読んでるカル・ニューポートの本。
大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法
他の著作ともだいぶ重なる内容だったのですぐ読めた。
ブログでも紹介しました。
他の著作よりも古い本かと思いますが、その後の著作の足がかり的な内容となっていて、これから先に読むと他の著作の内容も入ってきやすいかと。(僕は一番最後に読んでしまいましたが。。)
早速面白かったポイントを見ていこう!
ディープワークとは
- ディープワーク
- 認識能力を最大限まで高めて注意散漫のない集中した状態で行われる仕事
- ネットワーク・ツールがディープワークを妨げている
- 集中が分断されまくっている
- シャローワーク
- 知的努力を必要としない誰でもできるような仕事
- 変化の激しい現代では複雑なことを素早く身につけなければいけない
- 新しいプログラム言語などなど
- ディープ・ワークで難しいことも素早く身につけられる
深く考える能力はますます貴重に
- テクノロジーの発達により奪われる人間の仕事
- 現代で成功するために必要な二つの能力
- 難しいことを素早く習得する能力
- 品質も速度も一流レベルの生産能力
- 意図的な練習
- 極めようとしているスキル、アイデアに集中し生産性が最も高まるものにリソースを避けるようにフィードバックを受ける
- 難しくて重要な知的作業はまとまった時間をとり作業した方が良い
- 注意残余
- 一度注意を向けたものが、切り替えても残り続ける
- 少しメールボックスを見る、チャットの通知が鳴るなどでも起きる
やはり時間を見つけてちょこちょこよりも、まとまった時間を作って一気にやるのが良いんでしょうねぇ。
確かにブログも時間経つと何書いてたっけ?ってなりますからね。
日々奪われる注意力
- オープンオフィスは周りの人や電話のせいで集中が途切れ生産性が下がる
- どれだけ短時間だろうと仕事が中断されると完了まで遅れる可能性が上がる
- コミュニケーションツールは仕事を中断しまくる
僕の職場はオープンオフィスなのでほぼ在宅で働いてます。
生産性の代用としての多忙
- 知的労働の生産性は目に見えにくい
- プログラムを書いたとして、どれだけ多くコードを生み出しても利益につながらなければあまり意味ないし、少なくても大きな利益につながっていれば生産的と言える
- 研究者にはH指数というものがありこれが一種の指標となる
- 論文の出版と引用された数
- 何かしらの基準がないと、自分の生産性を上げるために必要でないことにまで手を伸ばしてしまう
- 目に見える形で多くをこなすことが生産性の指標になってしまうと無駄に多忙になる
- チャット、調べ物、長時間労働などなど
他の著作でも繰り返し言われていることですね。
ディープワークの意義
- 人間は何に意識を向けるかが重要である
- どんな状況でもポジティブな面に目を向けられること
- ディープ・ワークはフローを生み出す
- 没頭する時間が長いほど幸福度は増す
- 職人であることは仕事に意義を与える
- 仕事に奥深く精通することが仕事の充足感を作る
- どんな仕事かは関係なく仕事の仕方が重要である
- 深くのめり込むためにはディープ・ワークが必要である
高尚な仕事ではなく高尚な仕事の仕方をしようというのが面白かったですね。
どんなものも深く取り組むほど意義深く感じられるのだと。
グロウス・パッションに近い考え方。
次回は具体的にどうすればディープワークを実践できるのかを見ていきましょう!
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