【SLOW①】生産性の正体とスローワーキングという反逆:知的労働を再定義する

最近、カル・ニューポートの本を一気に読んでいる。


今回紹介する本が以下。

他の著作と同じように生産性についてのお話。
今回は特に仕事の進め方や決め方、生産性を上げる環境、誰にも負けないセンスの磨き方のような話が詰まっており、読んでみれば何かしら取り入れたい戦略が出てくるはず。

早速面白かったポイントをまとめていこう!

スローワーキング

  • 持続可能かつ有意義なやり方で知的労働に取り組むための哲学。
  • 3つの原則
    • 削減:やるべきことを減らす
    • 余裕:心地よいペースで働く
    • 洗礼:クオリティにこだわりぬく

そもそも知的労働における生産性とはなんだ?

  • 知的労働における生産性は曖昧な定義であり学術の世界でも明確ではない
  • 生産性という言葉が最初に使用されたのは農業分野
    • 土地の単位面積あたりで生み出された作物の量
    • 生産性の明確な基準を定めて、それを元に改善を行うことで確実に生産性は上がった
  • 知的労働の生産性を測るために出てきたアイデアが目に見える活動量を大まかな指標とすること
    • チャット、タスクの完了数などなど
    • 忙しそうにしていること=生産性が高い
    • 長時間労働してる=生産性が高い
  • 擬似生産性
    • 目に見える活動を主な基準とする見方
    • とても曖昧で主観的なもの

擬似生産性に代わるアプローチ

  • 知的労働とは、認知的活動から生み出される市場価値のある成果物を作り出す行為
  • スローワーキング
    • 知的労働の生産性を測るための新たなフレームワーク


僕も本業はシステムエンジニアですが、短時間で質の良いコードができることもあれば、時間をかけても良いコードが出なかったりしますし、時間や忙しさみたいなものでは生産性を図ることはできないなと思います。

そんな中でより生産性を上げるために注意しなければいけないことはなんなのかを次回から見ていきましょう!

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