論理療法なる心理療法を初めて知ったのでその入門書的な立ち位置の本を購入。
著者は論理療法の生みの親の方。
ここから認知行動療法などに発展していったわけですね。
早速面白かったポイントをまとめていこう!
論理療法の考え方
不合理な思い込み
- よくある思い込み
- 周りに認めてもらわねばいけない
- 憂鬱、不安、パニック、自己嫌悪につながる
- 自分が尽くした分、自分も尽くされるべき
- 持続的な怒り、敵意につながる
- 自分の生活は安定して楽しくあるべき
- イライラ、落ち込み、自己憐憫につながる
- 自分の思い通りになるほど現実は甘くない
- 自分の要求が通らねばならないと考えるほど現実とのギャップに苦しむことになる
- そして思い込みは恐れを生み世界が恐ろしい場所に感じてきてしまう
- 思い込みがある場合は論理的に反論することで、より機能的な考ええと変化させていく
不合理な思い込みへ反論する
- 論理療法で最も重要なポイント
- 自分で論理的に思い込みを精査する
- 悲観傾向:状況を悪い方へ解釈する
- 「周りから認められなくて最悪だ、嫌われているに違いない」
- 認められないことが本当に最悪だろうか、もっと悪い自体が存在するのでは
- 周りから認められることが本当に重要だろうか
- 不忍耐傾向:すぐにあきらめてしまう
- 「私が認められないこんな状況には耐えられない」
- 本当に耐えられないものだろうか、それとも単に逃げ出したいか現実から逃げたいだけだろうか
- 現実を変えることができないなら自分に何ができるだろうか
- 自己や他者、世界への非難傾向
- 「失敗したから私には価値がない。頑張ったのに認めてくれないなんてあいつは悪い人。」
- 一つの失敗で自分の価値が決まるだろうか
- 頑張ったからと言って必ず他人が認めてくれると言えるだろうか
私が神経症的な人と呼ぶのは、ほとんどの人のことを言っているのです。不運な逆境に直面したときに、そんなことが起こるべきでない、起こるはずがないと執拗に主張する人です。
論理療法のABC法
- Adversity:失敗や逆境などの出来事
- Beliefs:信念や考え、不合理な思い込み
- Consequences:結果として起きるネガティブ感情や行動
- Bが特に重要でありこれが実際の出来事からの結果を決める
- ネガティブ感情は人間として当たり前のものであり必要なものでもあるが、不合理な思い込みがあるとより苦しむ方に向かいやすい
- 人から拒絶→全員の人から好かれることはできない→合わなかったのは残念だが次に合う人が見つかるはず
- 人から拒絶→好意を見せてるのだから親切にされるはず→あの人はおかしい、自分に優しくするべきだ
非合理な思考への自己反論
- ABC法で自分の不合理な思い込みと結果が分かったら次のステップへ
- Disputing:不合理な思い込みへ反論する
- 3つの視点から反論を考える
- ①現実的に:事実ベースで世界はどうなっているか
- どんな人間だろうと全員の人に好かれることはできない
- ②合理的に:目標達成のためにこの思考は役に立つか
- この思考のせいで人間関係がおっくうになってしまってさらに目標達成から遠のいている
- ③実利的に:この思考は自分の利益になっているだろうか
- ネガティブな感情を強めているし、成果にもつながっていない
まとめ
- 人間は不合理な思い込みによって苦しんでおり、この思い込みに対して論理的に反論し帰納的な思考に変えていくことができる
- 論理療法では出来事(A)、信念や思考そして思い込み(B)、結果(C)に分けて言語化を行う
- 不合理な思い込みに対して現実的、合理的、実利的な観点から反論を考えていく
論理療法の考え方はかなりシンプルですね。
人は自分のこととなると盲目になりがちですから、ちゃんと外在化して客観的に見ることができて初めて自分の邪魔をしている思い込みが明らかになる。
その言語化のテンプレとしてABC法は単純で使いやすいのではないかと思います。
次回からはさらに強メンタルになるための論理療法の考え方を見ていきましょう!

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