『誰よりも、うまく書く』に学ぶ、心をつかむ文章の7つの原則【誰よりも、うまく書く①】

僕はブログを書いているがこれまで文章を学んだことはない。
なので自分の書いた文章が良いのか悪いのかがよく分かっていない。
よりうまく書けるようになると自分の言語化の助けにもなるし、あとから読み返してもわかりやすくなると思う。
てなわけで文をうまく書けるようになるべく買って読んでみた本。


著者はウィリアム・ジンサーというジャーナリストで、ほかにもたくさんの文章についての本を出している。
この本には良い文章を生み出すための方法がまとまっている。
より基礎的な内容は英語文章ルールブックに書かれており、この本は応用に重きが置かれている。

勉強になった部分をまとめていこう。

よい文章を書くための原則

原則1.自分を伝える

  • 創作に決まった方法は存在しない
  • 人間の数だけ創作のやり方はある
  • 大事なのは書かれたテーマではなく、書いているのは誰なのかということ
    • 書いている人は何故このテーマに情熱を注いでいるのか
    • このテーマが書いている人の人生にどう関わっているのか
  • 優れたノンフィクションの核心は作家との交流である
    • 人間性と熱意が重要

誰かに書かされている文章よりも、その人が書きたいと思って書いている文章の方が読みごたえがある。

原則2.簡潔であれ

  • 優れた創作物にしたいなら、全ての文章を最も簡潔な構成要素まで削ぎ落とす必要がある
  • 文章の力を弱める不要物
    • 機能しない言葉
    • 短い単語に置き換えられる単語
    • 動詞にすでに意味が含まれている形容詞
    • 受動態の構文
  • 何が言いたいのかわからない文章は読者が離れる原因となる
    • だから自分が何を言いたいのかは常に問い続けなければいけない
    • 書いたものを読んでみて自分が言いたいことが伝わるか確認すべし
  • いい文章を書きたいなら何度でも書き直そう

初めからシンプルにしようとするのではなく、とりあえず書きまくってからそぎ落としていく方がいいと思う。

原則3.不要物を取り除く

  • 冗長な婉曲語法
    • 直接的、シンプルではなく遠回しに間接的にいう
  • 長い単語よりも短い単語の方が絶対にいい
  • 自分がこれからいうことを予告する言葉も不要物である
    • さらに言えば、面白いことになどなど
    • さっさと言ってしまおう
  • 文章を全て見直す
    • 全ての言葉が機能しているか?
    • もっと無駄なく表現できないか?
    • 大袈裟だったり、仰々しかったり、流行に飲まれたりしていないか?
    • 役に立たないものに固執していないだろうか?
  • 常に簡潔に簡潔に

この本で繰り返し語られているポイントがこれ。

原則4.文体で個性を出そうとしない

  • 文章の基本構成がしっかりしていないと、どんな装飾をしても無駄
    • だからこそ不要物を徹底して取り除き、洗礼された土台を作る必要がある
  • 作家は一人称で書くときが一番自然
    • 自分がどう思うかをかけ
  • 創作は心理に根づいており、自己表現である
  • どんどん自分を売り込め
    • 自分が面白いと思っているテーマなら、刺さる人がどこかにいるはず
  • 自分のアイデンティティ、考えを信じろ
  • 創作はエゴによって成り立っている

自分の素材を簡潔に伝える文章ができてからでないと、文体にこだわってもよい創作物はできない。
文章を書く=自己表現というのは僕の中でとてもしっくりくる考え方で、この視点に気づかせてくれただけでもこの本を買う価値はあった。

原則5.自分のために書け

  • 私は誰のために書いているのだろう?
    • あなたはあなたのために書いている
  • 自分が書きたいもの、読みたいと思うものを書こう
  • 具体的な形のない読者のために書く必要はない
    • 読者自身も何を読みたいのかが明確にわかっているわけではない
  • よい文章を書くための技巧を磨きつつ、自分を表現するために自分の書きたいものはなにかを内省する
    • 自分の書きたいものが強くあっても、技巧がなければ伝わる文章を書くことはできない
    • 技巧があっても自分の表現したいものでなければ、個性のない文章になる
  • 存在しない読者について考える必要はない

書きたいこと+文章術がそろうことで良い創作物ができるのだと。

原則6.言葉を吟味する

  • 手近な常套句、妙な言葉、あやふやな表現、ずさんな論理などを避ける
  • 文章は模倣から学ぶもの
    • 達人の文章から学ぼう
  • 多くの言葉を知ること
    • 辞書などをみて意味を知る
    • 語源などから言葉を深く知る
  • 文章の響き、リズム、頭韻をいいものにする
    • 読んでいて気持ちい文章に
    • 声に出して読んで確認してみるといい

この辺もテクニックというよりは、読んで書いての繰り返しの中で学んでいくものですね。

原則7.良い言葉とは何かを考える

  • どれがよい言葉でどれが悪い言葉かを明確に分けることはできない
  • 結局は人それぞれの好みになってしまうから
  • 語法は時代によって流動的に変化していく
  • ひとまずは、自分の考えを明確かつ簡潔に表現できる言葉はいい言葉である

まとめ

文章だけでなく芸術や創作全般に共通するような原則を解説してくれている。
まず自分が書きたいものを考える。
それを伝わる形にする。ここで必要なのが文章術のようなテクニックである。

次回はより細かい文章のテクニックについてみていくよ。

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