集中力とは何かを掘り下げて、根本的に集中力を上げるための方法が書かれた本。
ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45
ヒトの心のしくみを知り、その正確な運用法を学ぶことだけ。いったんこの知識が身につけば、どんなトラブルが起きても、あなたは集中力を高いレベルで維持し続けられるはずです。
ディープ・ワークとも近い内容ですが、こちらの方がより根本に根ざしており集中力アップに特化している。
早速面白かった内容について見ていきましょう!
ハイパフォーマーは何が違うのか?
- 大昔から集中力の欠如に悩む記述は多くある
- 生産性が異常に高い人たちの調査
- ハイパフォーマーは凡人に比べて400%生産性が高い
- ハイパフォーマーには共通するポイントがある
- このポイントを獣と調教師と呼ぶ
- 本能と理性を表す
- 前頭前皮質と辺縁系はお互いに戦っている
- 前頭前皮質が衝動を抑える
- 辺縁系は欲望で動く
集中力は複雑
- 集中が必要な場面で発揮される力は多くある
- 自己効力感、モチベーション管理、注意コントロール、セルフコントロールなどなど
- これらをなんとなくまとめて集中力と読んでいる
- この複雑な能力を獣と調教師というシンプルな枠組みで捉える
- 獣の力
- 難しいものを嫌い、簡単に理解できるものを好む
- 人間でも簡単な名前の方が好感度が上がる
- 難しいものを避けることで脳のリソースを保とうとする
- あらゆる刺激に反応する
- 膨大な情報を無意識に処理している
- 五感への刺激は瞬時に獣の意識を引く
- パワーが強い
- 素早く争うことが難しい
- 調教師の力
- 論理性
- 衝動を理論立てて制御する
- エネルギー消費が激しい
- 意識的な思考が必要、ワーキングメモリが使用される
- パワーが弱い
集中力を考え出すと、複雑になりそれぞれに対処するのは現実的ではない。
よりシンプルに獣と調教師から捉えることで、集中力のメカニズムを理解し我が物にできるのだと。
獣と調教師から得られる教訓
- 調教師は獣に勝てない
- 出力の差があり過ぎる
- 集中が得意な人間はいない
- 獣が有利になるように進化してきている
- 獣を手懐けることで莫大なパワーが得られる
- 現代の情報過多で機能不全となっている獣をうまく使う必要がある
- 現代では集中力こそが大事な資産となる
理性や意志で頑張ろうとするのは修羅の道。
ならば本能とうまく付き合い誘導したほうが良い。
ではどうやって獣を飼い慣らすのかについては次回から見ていきましょう!
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