前回まで。
前回はコミュニケーションツールの使いすぎの弊害をみていきました。
ではどういう付き合い方をしていけばいいのかという話を見ていきましょう。
知的労働で大事なのは人の脳である
- 知識産業の生産性は、人間の頭脳が持つ、情報に継続して価値を付け加える能力をこれまで以上に最適に活用できるようなワークフローを確立することにより、大幅な向上を望める。
- 頭脳をよりよく活かせるワークフローが必要ってこと
- 注意資本とは情報に価値を付け加えるために雇用する人間の脳である
- ナレッジワークは管理することができない
- 専門性と創造性を必要とするため決まりきった仕事がない
- 故に主体性がカギになる
- ナレッジワークを構成する要素
- 業務の遂行:実際に価値を生み出す作業
- ワークフロー:業務を明確にし、段取りを整え、配分し評価する一連の流れ
誰もが何かしらのワークフローに従って業務を進めているはず。
システムで言えば
要望をもらう→要件整理→システム設計→実装作業→システムテスト→リリース
のような。(システムはわかりやすいね)
作業文脈の切り替えとコミュニケーションの重圧を最小限にするのが良いワークフロー
- 注意資本からより収益の高いワークフローを生み出すには何を目標にする?
- 以下のようなワークフローがよい
- 注意の対象の切り替えが最小限
- 自分の時間や注意がコミュニケーションの要求で圧倒されない
- ワークフローは仕事ではない
- メールは実作業ではなくワークフロー
メールは仕事を進めるためのものであり仕事ではないぞと。
工程管理を考えよ
- 工程管理が製造業だけでなくナレッジワークにも重要である
- 工程を自由にすることはデメリットが大きい
- 効率的な工程に従うことでストレスも少なく生産性が上がる
- 効果的な生産工程の共通点
- 作業ごとの担当者と進捗を容易に確認できる
- 散発的なコミュニケーションが最小限でも作業が進む
- 工程の進行に合わせて担当者を更新する際の手続きがあらかじめ決められている
- 優れた生産工程は今何がどうなっているかを最大限明確にし、タスク完了までに必要なコミュニケーションを最小化する
- 業務をどうやって完了させるかはナレッジワーカーに委ねられる
- しかし、カスタマイズ性の問題はある
特に複数人の場合は、誰がいつ何をやって誰に渡すのかが明確になってないとストレスになりますよねぇ。
個人的には工程の話が一番興奮した内容です!
それはまた次回。
参考:
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