【投資の基本】会社の値段はどう決まるのか? ー企業価値の算出ー ①

 以前読んだ本のメモがあったのでブログにまとめたる。


わかりやすくて良い。新書は気軽に読めていいよね。

会社の値段 (ちくま新書 581) 


会社の値段はどう決まる?

  • 金融商品の値段の基礎的な考え方
  • 会社の値段=将来に生み出すキャッシュの合計
  • つまり未来にどれくらいの稼ぎを上げるのか?
  • 投資家の期待する利回りによって対象に対する価格は変わる

お金の価値は時間で変わる

  • 将来の100万円より現在の100万円の方が価値がある
  • 現在お金があればそれを投資に回して収益を生み出すことができるから
  • 今ある100万円を年利5%で10年複利で運用すると…
    • 約162万円となる

ファイナンス理論の重要な概念「現在価値」

  • 10年後の100万円の価値は現在で見るといくらなの?
  • 10年後の100万円は、割引率5%で現在価値で表すと
    • 1,000,000÷1.62 = 617,283
    • 約61万円となる
  • 未来に行くほどキャッシュの現在価値は下がる


企業価値とは

  • 企業価値=生み出すキャッシュフローの現在価値
  • 生み出すキャッシュフローの現在価値=現在キャッシュフロー÷割引率
  • 上記の式からもわかる通り企業価値を決めるのは2つの要素
    • 将来キャッシュフロー:将来の成長
    • 割引率:将来の不確実性

リスクと割引率

  • ある友人にお金を貸し3年後に10万円で返してもらうとする
  • 無事返してくれる確率が30%と見積もっている
  • 元々は年利5%で運用しようと思っていた
  • お金を貸す際の期待値は
    • 100,000×0.3 + 0×0.7 = 30,000
  • 現在価値になおすと


年利5%

友人に貸す

現在価値

86,956

26,086




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