【デイトレードの研究】市場を打ち負かせ!最強のモメンタム戦略 -Beat the Market An Effective Intraday Momentum Strategy for S&P500 ETF (SPY)- ④

 前回はバックテストの結果を見ていきました。

パフォーマンスは良くなかったのでその原因と改善を見ていきましょう。


戦略の改善

  • パフォーマンスが良くなかった背景には相場の突然反転が考えられる
  • これを防ぐためにロング・ポジションのトレーリング・ストップとしてノイズ・エリアの上限を利用することであり、ショート・ポジションの場合はその逆である
  • さらに出来高加重平均価格(VWAP)をストップロスの条件に加えるぜ
  • その結果を図 6 とに示した
  • 平均年間リターンは 9.7%に増加し、年間ボラティリティは 7.7%に減少した。シャープレシオは0.61から1.24へと倍増し、ヒットレシオはストップの厳格化により43%に減少した。


更なる改善

  • 戦略の最終的な修正として、日中の市場ぼらてりてぃに基づいてサイズを調整する手法を導入したぜ
  • 主流のブローカーの方針に従い、アクティブ戦略のレバレッジは4倍を上限とする
  • 調整した結果めちゃくちゃパフォーマンスが改善した


取引する株の数の調整式

  • Shares:特定の日に取引する株数
  • AUM:運用資産
  • σ_target:リスク調整用(2%で固定)
  • σ_SPY:過去14日間のボラティリティ

ボラティリティの計算

retの解説がいっさいなかったので調べてみて、おそらく日次リターンを表していると思われる。
計算式は以下の通り。
ret = (当日の株価 / 前日の終値) - 1
だからこの式で言うと、1日前〜14日前までの日次リターンの標準偏差をボラティリティとしている。(はず)

戦略の詳細は以上です。
実際に実装してどれくらい儲けられるかみてみましょう!

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