プロクルステスの寝台 ーThe Bed of Procrustes①ー

タレブの本、日本語だと高くなっていたので英語版を購入。

The Bed of Procrustes: Philosophical and Practical Aphorisms 


日本語版の紹介文が以下。

今、世界で最も注目されている思想家ナシーム・ニコラス・タレブによる箴言集。知らないこと、見えないことに私たちがどう対処するか、どう対処すべきかを、時にユーモラスに時に皮肉を込めて記している。


それぞれの章に、数十の文章が並べられているだけで文字数は少ないです。

面白かったポイントについて見ていきましょう!

プロクルステスの寝台

ここに収録されたすべてのアフォリズム(警句)は、ある種の「プロクルステスの寝台」に関するものだ。

  • プロクルステスは旅人を誘拐し寝台に寝かせ、その寝台に合うように旅人を調整する
    • 体が長すぎる者は、鋭い斧で脚を切り落とされ、短すぎる者は無理やり引き伸ばされた
  • 人間は現実よりもモデルを信じ込んで、現実をモデルに合わせようとしてしまう 

学校のカリキュラムに子どもたちを合わせるために、逆に子どもたちの脳を薬で変えていることに、ほとんどの人は気づいていない。
アフォリズムというものは、説明されると魅力が半減してしまうものなので、ここでは本書の中心テーマをほのめかすにとどめ、より詳しい議論は巻末に譲ることにする。

前奏

愚か者を破産させたければ、情報を与えよ。

愚かであるがゆえにノイズに惑わされるからかしら。


科学においては世界を理解する必要があるが、ビジネスにおいては他人に世界を誤解させる必要がある。 

現実なんて面白くないのよね。


現代性の二重の罰、それは「早く老いながら長く生きること」である。

健康寿命大事。


時間とともに怒りが収まったなら、それは自分が不正をした証拠であり、逆に怒りが強まったなら、自分が不正を受けた証拠である。

確かにそうやね。


仕事は、勤務時間外にもこっそりと脳を侵食することで魂を蝕んでいく。職業は慎重に選べ。

ほんまにそう。


他人の常識の欠如を言い訳にするのは、それ自体が常識の欠如である。

 常識って便利な言葉。


氷と水の間には中間状態がないが、人生と死の間にはある——それが「雇用」である。

雇用されている人は半分死んでるってこと?


続きは次回!

 

 

 

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