これまで何度も紹介してきた鈴木祐さんの著書。
人生には運の影響が大きく、運を自分の味方にするための科学的な方法が書かれた本。
運と聞くと何やら怪しいかほりがしますが、成功のためには試行錯誤が必要で(一度で成功するなんてよほど運がよくないと無理)そのトライアンドエラーをどうすればいいのかというお話です。
特に、人生で何をしたいかよく分かっていないという不安や焦りがある人は読んでみると面白いかもしれません。
早速面白かったポイントをまとめていきましょう。
人生において運はどれくらい重要か
- 運の影響がどれくらいなのかは識者によって異なる
- 3~8割など様々
- ライバルが多ければ多いほど運の影響は大きくなる
- 研究によるシミュレーションでは5%が運の影響と設定した上でも競争相手が増えるほどに運が重要になっていく
- 貧富の差は年々広がっており、上位の数%が世界中の富を独占している
- ヒット作を調べた研究でも、ヒットするかどうかは運次第という結論
- たまたまの人との出会いや、技術の発展との噛み合わせが大きい
- 才能があってもヒットしなかった人が大勢いる
試す回数が多ければ成功確率は上がるが
- 成功率が1%の事象でも
- 459回チャレンジすると99%成功する
- しかし無闇に試行回数を増やせばいいとも言えない
- トライするために犠牲になっているものがあると、成功しても犠牲が大きければだめ
- 宝くじとか
- トップアスリートを調べた研究でも、幼少期に様々なスポーツを経験している人が多い
- 試行回数に加えて多様性が大事になってくる
- 多様性があると燃え尽きにもなりにくいし、自分の得意なことが別で見つかる可能性もあるし、様々なスキルが身につく
多様な行動をしても気づかなければ意味がない
- イノベーションを起こす人ほど観察に時間を費やすことがわかっている
- 身の回りの偶然にきづきそこで得た発見が幸運につながる
- 他の人よりも1.5倍も観察に費やす時間が長い
- チャレンジすれば必ず挫折がある
- ここから素早く立ち直れるとチャレンジ量を増やせる
- 挫折がない=チャレンジがない人生
幸運を掴んで成功した人たちに共通するのは準備
- 成功した人たちの言葉を見ると、準備の重要性が強く説かれている
- チャンスはいつ降ってくるかわからなく、自分ではコントロールできない
- 私たちにできるのは準備を怠らずすぐつかみに行けるようにすることだけ
棚から牡丹餅とは言いますが、棚に行かないと気づけない。
運をつかむためのロードマップ
今回はここまで。
コメント
コメントを投稿