誰でも天才に憧れを持った経験はあると思いますが、いわゆる才能とは何かを科学的に掘り下げた1冊。
決してあなたに才能がないわけではない。あなたは【才能の見つけ方を知らない】だけだった!
自分の才能とはなんだろうと悩んでいる方は読んでみる価値あるかと思います。
早速面白かったポイントについてみていきましょう!
才能があるとはどういうこと?
- 周囲から認められるような高いパフォーマンスを発揮できる状態
- 社会では多様な才能が認められている
- 当たり前の話だが自分が適しているところにいればパフォーマンスを発揮できる
- なぜ才能を発揮できる場所を見つけるのが難しい?
- 好きや得意を基準に探している
- 特別な何かを探している
- 生まれで何かが決まると思っている
- ほとんどの人は自分の才能を活かせていない
この本では才能とは、周囲から認められるような高パフォーマンスを発揮できている状態であると。
例えば会社の中でめっちゃプログラムを書くのがうまければそれが才能と言える。
好きや得意が才能につながらない理由
- 好きを追い求めると人生の満足度は上がるが、特別パフォーマンスが高まるわけではない
- 好きで仕事をしている人ほど燃え尽きや離職率も高い
- 好きを追っても成功しない理由
- 好きは時間と共に変化する
- 平均すると2〜3年で好みは変化していく
- 好きなことが需要があるとは限らない
- 人が好きなものはスポーツや音楽やアート関連が多いが、これを仕事にできる人はごくごく少数
- 好きが役立たない場面もある
- 具体的な交渉ごとの際は好きを押し出すと不利になったりする
もちろん、好きや得意が才能になることもあるが、絶対の条件ではないのだと。
むしろ、こだわりすぎれば弊害をもたらしてしまう。
これは仕事探しの本でも言われているポイントですね。
能力があるのに発揮できない
- 自分の行動だけを見ても、才能を見つけるのは難しい
- 才能があるのに出せてなければ気付きようがない
- 才能が表に出ない原因
- 高い能力を他の要因が押し下げている
- 共感能力が高いのに内向性が高いので人との関わりで疲弊して発揮できない
- 能力を発揮するための他のスキルが不足している
- 分析思考が強いがツールだったり、統計の知識が不足している
- トラウマが邪魔をしている
- 好奇心が強いのに子供の頃に叱られた影響でなかなか新しいことに踏み出せない
- よくない環境にいる
- クリエイティビティが高い人がルーチン業務のところにいても発揮できない
- セルフイメージが邪魔をしている
- こういう人間であるという思い込みが才能を見えなくする
他人を見てると、この人この能力が高いのにいかせてないなーと思うことはありますねぇ。
得意なことは才能にならない
- パフォーマンスを上げるという点で言うと長所よりも短所を直すのが先
- 得意なこと以外に集中した方がいい場面もある
- 上には上がいるので1点突破できる人は限られる
- 役に立つ能力は環境に依存する
人間を評価するのが人間である限り、才能は人間社会に依存している。
時代や場所などが変われば評価される才能も変わる。
今回はここまで。
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