マーケティングの本って心理学の実践的な内容で、心理学好きからしたら読んでて面白いですよね。
有名な広告会社の副会長が書いた本で、この人自身が好奇心が高くて博識で変わったもの好きぽくて面白い。
まだ途中までしか読めてませんが、エピソードが豊富で僕はちょい苦手な部類の本。(違う国のエピソードとかは読み取るのムズイ)
逆に、具体的な事例から自分のビジネスなどに生かすアイデアが欲しいときはとてもいいかも。
早速面白かったポイントを見てきましょう!
市場調査と経済理論は破綻している
- 市場調査によってユーザーの動機が分かることはない
- 人は自分の深い欲望について内省して答えはしない
- ただ表面的なそれっぽい理由を作り上げて答えるだけ
- 他者にマウントを取るためだとしても、そのまま正直に答えるわけがない
- 経済理論通りに人間が行動することはない
- 経済合理性のみで人間は動くわけではない
- 行動経済学で明らかにされている
- 人間の問題は合理的なロジックよりも心理学的な心理ロジックで効率よく解決できる
- 待ち時間のクレームを減らすためには待ち時間そのものを減らすよりも、あとどれくらい待たねばならないかを正確に伝えるだけでも効果がある
- 待ち時間よりもどれくらい待つのかの不確実性を嫌っているから
人間は価値判断は曖昧
- 論理や合理性から導かれたのではなく、心理学的なメカニズムによって価値は作り出される
- 大半の成功している企業は運良く、この心理に突き刺さるものを生み出せた
- 意味論の錬金術
- 希少性:希少であることに価値を感じる
- 希少に見せることで価値を高めさせることもできる
- 商品の名称を変えるだけで売り上げが上がったりもする
- ブランディング
シグナリング
- 信頼や信用を呼び起こす
- 資格や経歴など
- タクシー運転手のナレッジ試験
- 4年間のプログラムで70%以上が受からない
- 運転手への信頼性のシグナリングとなる
- 常連客に向けたシグナル
- クーポンなどは短期的には不利益だが長期で見るとリピートしてくれるのであれば利益を生む
- ユーザーのためにリソースを注いでいる行為は信用を高めるシグナリングとなる
- CSの質の高さはその企業の信頼性と結びつく
- CSには費用も時間もかかる、これだけしてくれる会社はちゃんとしているに違いない
- 人間関係も同様
- 相手に誠実に向き合ったり、親切にするというのは相手と関係を築きたいというシグナル
シグナリングには費用が掛かる
- チープトーク:費用が掛からないが何の影響も与えない情報伝達
- 普通郵便で選ばれた人への招待状を送るのは矛盾している
- 選ばれた人がどんだけいるんだという話で特別感が薄れる
- 雑さはいい加減なものであるというシグナルになるし、丁寧さはしっかりしているというシグナルになる
- どんなシグナルで顧客にアピールしたいのか
今回はここまで。
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