最近知った研究者の方に興味惹かれたのでその方についてまとめる。
企業のイノベーションについて研究していた方。2020年に亡くなっている。
最初から研究者であったわけではなく、社会人や起業を経て学者になったようです。
華麗な経歴と人格者
クリステンセン教授はHBSでMBAを取得後、経営コンサルタント、ホワイトハウスのスタッフ、起業などを経て、学者の道を志したため、博士取得は1992年、40歳の時でした。
引用:https://dhbr.diamond.jp/articles/-/6530
癌や脳卒中という病気を経ても、腐ることなく自分にできることで社会に貢献する姿はかっこいいです。
クレイはだんだん歩くのも難しくなっていました。そして学長室にやってきて、「もう授業を教えることはできないと思う」と言いました。そこから続けて「他の教授に頼んでいる自分の授業の教室に車いすで座って、学生や教授たちに役立つことがあるなら何でも提供したい。それでもよいか」と私に聞きました。
引用:https://dhbr.diamond.jp/articles/-/6530
Forbes Japanでインタビューも受けてくれてますね。
2017年4月号のゲームチェンジャー特集で2度目のインタビュー「消費者の『片付けるべき用事』にイノベーションのカギがある」を行ったときは、やや体調が悪そうで、「多忙すぎるのではないか」と、心配になったことを覚えている。とはいえ、薬を飲まれる際、少し中断しながらも、一つ一つ質問に丁寧に答えてくれる誠実さに感激したことを今も覚えている。
何がいい人生なのか
がんを治療した後にハーバード・ビジネス・レビューに投稿された記事。
ビジネスの理論から人生を考えるというような内容で、病気の後という背景も相まって非常に深く訴えるような内容となっている。
個人的に勉強になった話。
- 何をすべきかではなくどう考えるかを教わる、または教える
- 自分の価値観を明確にする時間を持つ
- 「もし人生の目的を見つけるために時間をかけるなら、それはHBSで得た中で最も重要な発見だったと、後になってきっと思えるようになる」
- 短期的な利益や成果に集中しすぎると失敗する
- ビジネスの失敗の根本的な原因を調査すると、即時の満足感を提供する活動に向かうこの傾向が何度も繰り返し見つかります
- 自分の時間、才能、エネルギーには限りがあり、何にどれだけリソースを割くかをよく考える
- ビジネスでも人生でも同じ
- 謙虚さを忘れてはいけない(誰に対してもリスペクトを持つこと)
- 自己肯定感を強く持つ(自分を知り受け入れる)
- 自己卑下ではない
- 他者をどれだけ尊敬しているかが大事
- どれだけお金を稼いだか名声を得たかはさほど重要ではなく、他者の人生にどれだけいい影響を与えられたかが人生の価値を決める
個々の名声がどれほどのレベルに達したかを心配するのではなく、どれほど多くの人々をより良い人間にする手助けをしたかを心配すべきです。これが私からの最後の提案です。自分の人生がどのように評価されるか、その基準を考え、最終的に自分の人生が成功したと評価されるように毎日を生きる決意をしましょう。
著作
日本語になっている著作は以下。
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