天才と呼ばれる心理学者が独自性について書いた本。
特にビジネスで成功したいと思っている方には大いに参考になる内容が詰まっているのでは。
膨大な心理学の研究をもとに明快に自分のオリジナリティを発揮するための方法を説明してくれている。
これを読んだだけでも著者の頭のよさや博識ぶりが伝わってきます。
では早速面白かったポイントについてみていきましょう。
創造的破壊
- 業績の達成には2通りの方法がある
- 同調性:従来のやり方を踏襲する
- 独創性:今までにないやり方を行う
- 本書でのオリジナリティとは
- 特定の分野においてアイデアを導入し発展させることを意味する
- 離職につながる要因を調べたプロジェクト
- 職に応募する際のブラウザによって離職率が変わる
- デフォルトではないブラウザを使用している人ほど
- 離職率が低く、欠勤率が低く、売上に貢献して、顧客満足度が高い
- デフォルトのブラウザを使用している人ほど仕事もマニュアルとして行う
- 業務内容も固定したものと捉えているため不満を感じると辞めちゃう
- 自分で選んだブラウザを使用している人ほど、仕事の進め方を自分で改善していっていた
- オリジナリティの最たるポイントは
- 既存のものを疑いより良い選択肢を探すこと
最下層の人ほど現状に抗わない
- 望ましくない状況に人はどう反応する?
- 最低所得者層では最高所得者層よりも経済格差は必要と考えている率が高い
- 他のデータを見ても下の所得者層の方が現状を支持する傾向がみられる
- 「現状による害を被っている人ほど、その状況に疑問を持ったり異議を唱えたり、はねつけたり変えようとしないものである」
- なぜこんな不合理な結果に?
- 現状を正当化すると心が落ち着くという効果があるのでは
- 変えられないのならば受け入れるしかない
- 実際に苦痛に抵抗するほど苦痛が増大するという結果がある
好奇心を持つこと
- まず必要なのは好奇心
- そもそも既存のものは何故あるのか?
- ルールやシステムは人が作ったものであり絶対的なものではない
- 神童と呼ばれる人たちはオリジナリティがあるか?
- 天才児と呼ばれる人がオリジナルなことをする確率は大分低い
- 既存のルールでうまくできるのだから壊す必要がない
- 良い成果を出したいという気持ちがかせになる
- 革新的なことをした人たちも最初はかなり消極的だった
- 周りに持ち上げられたりして仕方なくはじめたり
成果にこだわるとオリジナリティがなくなる
- 成果にこだわっては創造的なことはできない!
- アメリカでは個性が重視されつつも成果を求めているせいで結局周りに合わせる人が多い
- みんな発言して目立つことを恐れている
- オリジナルな人はリスクを取る人だと考えられているが実際はそうではない
- 逆に慎重すぎなくらい慎重
- 起業家でも歩業を続けながら副業として事業を始めた場合、本業をやめて起業した人よりも33%失敗しづらい
- 本業では安定を取り副業ではリスクあることをすることでリスクポートフォリオのバランスをとる
- 本業という安心のおかげで副業でオリジナリティを発揮できる
ここまでをまとめると
オリジナリティに必要なのは既存のものへの疑いとリスク管理
と言えますね。
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