なぜ私たちはキャリア選びに失敗するのか
転職する友人がいたのであげちゃいましたが、メモが残ってたのでブログにしちゃいます。
面白かったポイントをまとめていきましょう。
どんな本なの?
- 脳科学や心理学などの見地から仕事選びについて科学的なガイドラインを示してくれる本
- 巷にあふれるアドバイスはほぼエビデンスなし
- 仕事から幸せを感じるのに必要な要素とは
- 不幸になってしまう仕事の要素とは
- 仕事選びで後悔しないためのバイアス解除方法
- 意思決定の精度をあげるためのテクニック
- 今の仕事を変えるべきかどうか判断する方法
- 仕事のやりがいをブーストするジョブクラフティング
人生の後半で最も後悔すること
- 2012年のコーネル大学の研究
- 1500人の老人に尋ねた
- キャリア選択について後悔する人が多かった
- 世界各地で同じようなことが確認されている
- 日本だと仕事を優先しすぎて、プライベートをなくした
仕事選びをミスする根本原因
- ハーバードビジネススクールの研究
- 40か国1000人の人を調査した結果
- 就職、転職の失敗の7割は視野狭窄が原因である
- 視野狭窄:物事の一つの面にしか注目できなくなり他の可能性を考えられなくなる状態
- 調査の中で最も多かった失敗は「下調べが足りなかった」
人の脳は職業選択に向いていない
人間の脳には職業を選ぶための「プログラム」が備わっていない
人間の脳には職業選びを間違った方向に導く「バグ」が存在している
- 人には170以上のバイアスが存在する
- どんなに頭がいい人でもバイアスの影響を受ける
- どれだけバイアスについて学んでも逃れるのは難しい
- 愚かなるは他人ばかり
- バイアスは遺伝子レベルで組み込まれているバグであり基本的に自分がバイアスにかかっていることにも気付けない
好きを仕事にしても幸福にはなれない
- オックスフォードの研究
- 好きを仕事にしている人ほど長続きしない
- さらに仕事を仕事として割り切っている人の方がスキルの上達が早い
- 仕事との理想のギャップにより疑念が生まれモチベが上下しやすくなる
- 安定して取り組めずスキルが身につかなかったり、長続きしなかったりする
- 長期のスパンで見ると好きを仕事にしようがしまいが幸福度は変わらない
- 好きを仕事には直感的でわかりやすいがそれを裏付ける証拠は存在しない
仕事への情熱は後からついてくる
- ロイファナ大学の研究
- 情熱は仕事に傾けた努力に比例する
- イェールNUS大学の研究
- グロウス・パッションを持つ人ほど難しい論文を読み通すことができた
- 情熱が自分の中に眠っていると思う人ほど、今の作業に困難なことがあると自分には合わないと考えがち
- 情熱とは自分の努力した証拠としてついてくるものである
幸福度を高める仕事の要素
- 自由:仕事の裁量権
- 達成:前に進んでいる感覚
- 焦点:自分のモチベーションタイプ
- 明確:信賞必罰、タスクの明確さ
- 多様:作業のバリエーション
- 仲間:ソーシャルサポート
- 貢献:人の役に立つ
最悪な職場に共通する8つの要素
- ワークライフバランスの崩壊
- 雇用が不安定
- 長時間労働
- シフトワーク
- 仕事の裁量権がない
- ソーシャルサポートがない
- 組織内に不公平が多い
- 長時間通勤
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