恋愛に関する科学については、進化心理学、狩猟採集民の人類学、心理測定、行動遺伝学、動物のコミュニケーションなどの分野で驚くべき新しい理論や発見があり、この30年間で大きな繁栄を見せてきた。
今回は進化心理学者が書いた恋愛についての本の紹介です。
モテるために必要なことはすべてダーウィンが教えてくれた 進化心理学が教える最強の恋愛戦略
こと恋愛となると小手先を意識しがちですが、この本で書かれているような本質を付けていないと意味ないですよね。
人間関係の基本の話になってくるので、結構当たり前なことが続きますがいざとなると意識できないものです。
早速、面白かったポイントをまとめていきます。
モテるとは何なのか?
- モテ=人間的な魅力
- モテといっても基本は「対人コミュニケーションをいかにうまくやるか?」
- 結局のところ「他人をひきつけるような魅力がある人」の特徴はヘテロだろうが同性愛だろうがさほどの違いはない
- 人間的な魅力がある人がモテるのだ!
モテの5大原則
原則①:バイアスではなく科学を使って決断せよ
- 思い込みや通説ではなくデータを元に行動すべし
原則②:相手の視点を常に意識せよ
- 女性は男性よりもセクハラや望まない妊娠などのリスクから身を守らねばならない
- 進化の過程で女性の恋愛心理は複雑に進化してきた
- 相手への尊敬と好奇心がないとコミュニケーションがうまくいかない
- 好奇心と尊敬の念を持って女性の脳をシミュレートし、お互いの利益のために努力すべき
原則③:自分なりの「魅力」を探すべし
- イケメンと金持ちがモテるのは大原則
- それでも自分の改善可能な部分に目を向けなければいけない
- 「良い人生を送ってる人間がモテる」ってのは性別を問わない人生の真理
原則④:常に正直であれ(自分にも他人にも)
- 正直さは自己改善の基盤である
- 正直な人ほど、長期的には社会的地位が高まり、交際の成功率が向上することがわかっている
- 嘘を繰り返す人ほどキャリアの成功率が低く、良いパートナーを見つけられず、人間関
- 係の満足度が低く、寿命まで短いというエビデンスが多い
原則⑤:ウィンウィンを狙うべし
- 恋愛を女性を「勝ち取る」ための戦いだと考えてはいけない
- 人間のコミュニケーションは「価値の交換」が基本である
- ポジティブサムゲームの視点を持つべし
次回は、この原則を実践に落としこむ方法を見ていきましょう。
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