情報の精査の技術がないと今の時代、デマに踊らされることがままあります。
人間は見たいものを見る生き物ですから。
そんな時代に根拠(エビデンス)について学べる本がこいつだ。
心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス入門―エビデンスを「まなぶ」「つくる」「つかう」
エビデンスとは
- 実験・調査によって得られた結果
- 仮説の真偽を示す
- エビデンスは研究法によって質が異なる
エビデンスの質
- 上に行くほど質が高い
- メタ分析が現状の科学の知識の集合であり結論
実験の根本的な考え方
- ある薬が効くかどうか知りたいときは飲んでみればいい
- しかし、それで病気が治ったとして薬のおかげと果たして言えるのか?
- 時間が経てば勝手に治ったのでは?
- 他の要因があるのでは?
- 同じ人間は二人いないので実質確かめるのは難しい
- たくさんの人を集めて実験すればええやん
- でもたくさんいたとしても、集団の偏りが出ちゃうよね?
- 若い人だけ集めてしまったら、その結果は若者にしか適用できない
- そんなときはランダム(無作為)に集団を作ればええんや
- これがRCT(ランダム化比較試験)
- 数学的にランダムにサンプルを抽出すると、母集団を近似した集団が得られることがわかっている
- つまり、全員調べなくても調べたい母集団のサンプルをランダムに抽出して実験すれば済む!
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