【投資の基本】会社の値段はどう決まるのか? ー企業価値の算出:実践編ー ④

 実際の企業を分析してみましょう!

ちょいと前に作った資料なので2021年時のデータになりますのでご了承ください。


分析対象

  1. 花王
  2. チャーチ&ドワイト

花王

  • 1887年6月創業
  • 日本を代表する日用品メーカー
  • 洗剤、トイレタリーで国内では1位、化粧品は2位
  • 世界では化粧品・トイレタリー企業のシェアランキング7位

チャーチ&ドワイト

  • 1847年創業
  • アメリカで有名な企業
  • 日用品を扱っており、80以上のブランドを持つ

売上の推移

  • チャーチ&ドワイトは上昇し続けている
  • 花王は2017から下がり気味


株価の推移

  • どちらも最近下がり気味


時価総額、PBR、PERなど

  • 時価総額としては花王の方が大きい
  • 花王が3倍くらいの純資産を持つ
  • PBRが2倍くらい差がある、純資産から見ると花王は割安か
  • PERはちょい花王の方が大きい、利益から見るとチャーチの方がちょいお買い得か


チャーチ&ドワイト

花王

時価総額

2.08兆円

3.42兆円

純資産

(百万円)

324,179

938,194

PBR

6.4

3.7

PER

24.7

26.9


EV(企業総価値)

  • 花王はそんなに変わらない、100億くらい
  • チャーチはちょっと増える、2千億ちょっと


チャーチ&ドワイト

花王

時価総額

2.08兆円

3.42兆円

有利子負債

269,720

371,435

現金及び現金同等物

19,652

353,176

EV

2.332兆円

3.438兆円



EBITDA

  • EBITDAに対してEVがチャーチの方が大きいので将来的な利益増の期待が織り込まれていそう、もしくは過大評価か


チャーチ&ドワイト

花王

営業利益

110,517

175,563

減価償却費

20,360

86,080

EBITDA

130,878

261,643

EV/EBITDA

17.82

13.14

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