前回からの続き。
日本語と英語のスキーマのずれ
- そのまま訳すと気持ち悪い文になるのは言語のスキーマの違いである
- 英語では動きを表すとき様態動詞(動きの様子を表す)+前置詞(方向を表す)を多用する
- 〜しながら移動するという意味に動詞を転化させる
- 英語のスキーマの核となるもの
- 日本語の動詞には動作の様子(様態)が含まれないことが多い
- もう一つの違いとして英語では状態と動作の動詞を厳密に区別する
- 日本語ではかなり曖昧である
- wearは状態動詞であり身につける動作を表すのには用いない
- 英語を学ぶときに日本語のスキーまで理解しようとすると難しいし意味がわからなくなる
英語のスキーマを身につけるためのステップ
- 日本語スキーマに影響されていることを認識する
- 英単語の使用される文脈や意味範囲を調べ、日本語の単語と比較する
- その差異に注目することで日本語スキーマと異なる英語の独自スキーマを学ぶ
- スキーマのずれを意識しながらアウトプットする
- 英語のスキーマを意識しながらアウトプットを続ける
コーパスによるスキーマ探索法 基本編
- まずは単語の探究から
- 単語の意味をより詳しく調べる
- 第3章で紹介した6つの要素について調べる
- 重要度としては一番大事なのが①で次に②③
- ⑤は一発で覚えようとしても無理
- ⑥の習得はとても大変なので、重要語句だけに絞るのが良い
- 辞書の例文から使用される構文のパターンを見る
- 慣れたら英英辞典が良い
- Skell(コーパス)というツールでは例文、共起語、類似単語の検索が可能
- 類似とは意味のちかさというよりも共起される単語が近いもの(つまり同じような構文で用いることができる)
例)embarrassed
- 代表的な構文
- be embarrassed to不定詞
- be embarrassed 前置詞(about,byなど)
- be ではなくfeelも使用される
- 類似単語
- Asshamed ,Disappointed ,Scared
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