以前に読んだ本のメモがあったので投稿しよ。
本の構成
Part 1で理論でアンチエイジングの原則を解説。
Part2,Part3で実践編として食事、運動、睡眠、メンタルでやればいいことがまとまっている。
Part4で何から手を付ければいいのかロードマップが示されている。
前書き
- 100歳以上の老人が世界で最も多い超長寿エリアがイタリアのサルディーニャ島。
- 一般的な先進国の10倍の数字である。
- しかも、寝たきり状態の老人はほぼいなく、みんな元気に人生を楽しんでいる。
- この本では常識を超えた若さを持つ人から、科学的にアンチエイジングに必要なものを学ぶことを目的としている。
- およそ3000超のデータを元に書いている。
- さらに専門家の意見も取り入れている。
- アンチエイジングの決定版。
アンチエイジングの原則
- 人体には心身の若返りシステムが備わっている
- 若返りシステムは苦痛と回復によって働く
- 若返りシステムによって体が若返る
フェーズ1 苦痛
- 適度な苦痛がアンチエイジングには必要
- 運動→病気のリスクを下げ、健康的な肉体を維持する
- 肉体が健康だと見た目も若くなる
- 意外と運動によって得られるメリットのメカニズムは特定されていない
- 現時点で有望な仮説が「ホルミシス」
- 少しの毒を体に与える→体が抵抗しようとして頑張る→毒が消える→体が活性化
- わかりやすいのはワクチン
- ホルミシスが発動しない→体が怠ける→細胞がエネルギーを作らなくなる→体がうまく働かなくなる
- 野菜はあなたに苦痛を与えている
- ポリフェノールが体内に炎症を起こす→炎症の抑制、肉体の強化が行われる→肉体が若返る
- メンタルも苦痛によって成長する
- 過去にネガティブ体験が多い人ほど記憶力や集中力が高い傾向がある
- ほどほどにいやな経験は脳を鍛える効果がある
フェーズ2 回復
- 苦痛ばかりだと身が持たない、回復のフェーズがあることで心身が強化される
- 運動でも適度に休憩をしないと体を壊す
- 現代人のストレス対策は間違っている
- ダラダラする、お菓子を食べる、タバコを吸うなど受け身な休憩
- ストレス対策に最も必要なことは「コントロール感」
- 新たなスキルの学習、友人との交流、他者への親切は積極的な行為で、その分コントロールがえやすい
- 明確な意図を持った休憩をするのが大事
- バイオリンのトップの人たちを調べた調査でも、トップの人ほど休憩を意識してしっかりとってることがわかっている
- 正しい休憩の3ステップ
- 休憩の目的を明確にする
- 目的の達成に必要な休憩法を決める
- 必ず決めた通りに休む
フェーズ3 往復
- 若返りシステムが起動しないと体はどんどん老いていく
- 肉体の機能低下:筋肉の分解、心臓の血液ポンプの能力が落ちる
- 体がしぼみ、肌の若々しさがなくなる
- 精神機能の低下:ドーパミンやアドレナリンなど神経伝達物質の分泌量が減りやる気が起きなくなる
- モチベーションがないせいで活気がなくなる
- 特に頑張らなくても生きていける環境になると、人の体は生き延びるために体のエネルギーを節約し始める(原始の時代なら適応的だった)
- 清潔にしすぎると免疫能力を失ったり、エアコンに慣れると温度の変化に弱くなったりするのも、人体の怠け癖の産物
- アメリカのシークレットサービスでもホルミシスの考えを取り入れた訓練を行っている
- 個人で適正な苦痛・回復は異なるので見極めねばいかん
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