前回からの続きです。
提案された戦略がどれくらい有効化のバックテストについてです。
検証結果
- ストップロスが発動された際の損失を1%以内に抑えるようにポジションサイズを調整
- レバレッジは最大で4倍まで
- バックテストの期間は2016年1月1日から2023年12月31日
- 開始資金を$25,000 と仮定し、1株当たり$0.0035 の手数料コストを組み入れた
- 全銘柄を対象にこの戦略を実施したところパフォーマンスはよくなかったよ
- その原因を探すにはこの戦略の核について考えなきゃいけないぜ
- この戦略の核は、取引の最初の数分で需要と供給の異常な不均衡があるやつを見つけるのが目的なんだ
- そしてその不均衡が日中のトレンドを作るという仮説なんだ
- 需要と供給の不均衡は始値レンジから推測できる
- 異常性を測る指標をこれから紹介してやるぜ
異常性を測る指標
- 経験豊富なトレーダーの間でStock in Playの時に取引をするというのがあるんだ
- 株価を揺るがすようなニュースが起きた日とか
- この異常性は相対出来高(Relative Volume)で判断できるのさ
- 前日の平均出来高に対する当日の出来高を統計的に比較したもの
- 私たちは始値幅の相対出来高に注目したのである
- 具体的には、各取引日 t の最初の 5 分後に、各銘柄 j の相対出来高を以下の式で計算した
- ORV olumet,j は、t 日の取引開始 5 分間の銘柄 j の取引量を表す
- 実際に分析すると相対出来高とPnLには相関があることが分かったのだ
- 相対出来高が100%を下回った場合、5分足ORB取引の平均PnLは-0.02Rと著しく低かった
- 相対出来高ができるだけ高い方がより収益を期待できるけど、そんな銘柄は毎日はないので悩ましい
- 次ではこれらの洞察を踏まえ取引効率を高める方法について考えたのだ
次回は改良版の戦略の検証を見ていこう!
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